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納会(2022月12月24日)

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稽古後に納会を行いました。 なにか子どもたちが楽しめるイベントを開催したい!と考えた結果、風船割を行うことになりました。 大人が面や小手に風船を付けて、子どもたちが元気いっぱい、風船めがけて打ち込んでいます。 コロナの影響でいろいろなイベントが中止になっていますが、少しづつ楽しいイベントも再開していきたいですね。 追伸 今年も剣道に、趣味の和歌にとご活躍のまゆみ先輩に素敵な歌を詠んでいただきました😄 ありがとうございました!     小手面に   彩る風船   追いかけて         割れる歓声   年納め会                                               まゆみ by t.masa

半身の構え

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  半身の構え(2022年7月16日) 小太刀の形では仕太刀が「半身の構え」を取るのだと教えて頂きました。 確かに剣道形の説明にもそのように書いてありました。 今まで両足と臍を相手の正面に向けた構えを意識してきたので、半身のまま進むことに正直違和感がありました。 合気道の半身の構えは、左足を上半身に対して60度から90度くらい開くそうですが、剣道の場合は左右の足先を正面に向けるのが正しく、剣道形の足取図もそのように書かれていました。 太刀を持った相手に小太刀で向かっていくために理にかなった動作だと思いますが、慣れるまで繰り返し稽古が必要だと感じました。 by t.masa

入り身

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  小太刀の形 一本目(2022年5月7日) 太刀の形では、打太刀が「機を見て」(相手の気合が十分で、いかないと向こうがくると感じたとき)技を仕掛けます。 しかし、小太刀の形の場合は、「仕太刀が入り身になろうとするとき」に打太刀が技を仕掛けると説明されています。 長さが短い小太刀の場合、一刀一足の間合いからでは相手に届きません。 そこで、素早く相手の懐に入って自分に有利な間合いを作る必要があります。 このときの動作のことを「入り身」というそうです。 身を捨てて入り身になろうとする仕太刀と、そうはさせまいとする打太刀との刀の長短を超えた心の争いを生み出す小太刀の形の稽古は、更なる高みを目指すための道筋と言えそうです。 by t.masa

相手を崩す攻め

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  出ばな技(2022年3月26日) 剣道で大切なものに打突の機会があります。 打突の機会が的確にとらえられていないと有効打突になりません。 相手を攻めることで変化や反応があり、構えの崩れや心に動揺が生じたところを打突する。 稽古量が少ない初心者の大人がそれを習得するためには、稽古を重ねて工夫するだけではなく、アタマでも理解しなくてはなりません。 攻めることで相手にどのような変化や反応が表れるか、そのときどのように打突するべきか。 全日本剣道連盟作成の「中学部活動における剣道指導の手引き」には、次のように記されています。  相手を攻めて生じる隙  ・相手が反応する前に素早く打つ(一本打ちの技)  ・連続技…相手が下がれば 小手・面         相手が出てくれば 小手・胴   ・相手がその場で受ければ 鍔ぜり合いから引き技   ・隙がなければ 払い技   ・相手が打とうとするところ 出ばな技  (「平成30年度 中学部活動における剣道指導の手引き」より) その一方で、相手と対峙したときに相手がこう打ってきたらこう返すぞと技の組み立てに夢中になっていては、相手の動きに心がとらわれてしまい、こちらが自由に動くことができなくなってしまいます。 「理の修行、事(わざ)の修行」という言葉があるそうです。 理とは何にもとらわれないことであり、無心になる修行のこと。 理と事は、車の両輪のように二つ揃っていなくては役に立たないものであると言えます。 相手とのやり取りに気持ちを研ぎ澄ませて無意識に技を出す。 簡単なことではありませんが、日頃の稽古から少しでも意識して取り組んでいきたいものです。 by t.masa

気勢(2022年3月3日)

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  剣道で《気勢》はとても重要です。 有効打突の説明には 『充実した気勢、適正な姿勢を持って、竹刀の打突部(弦の反対側の物打ちを中心とした刃部)で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるものをいいます。(全日本剣道連盟 剣道試合審判規則より)』 と明記されています。 《気勢》の意味を辞書で調べてみると『意気込んだ気持ち。いきおい。』とあります。 丹田から左拳、そして剣先へと繋がる、相手を攻め上げるような気合い。 蹲踞から立ち上がり、触刃の間に入るまでの間に十分に気勢を充実させ、打突後の残心まで気勢を保ち続ける。 言葉にすると容易く思えますが、実際に実践するのは難しいものです。 YouTubeなどで試合や互角稽古の動画を見ていても、気勢が充実した人の剣道はやはり目を惹きます。 植木職人が使う庭園用語にも《気勢》という言葉があり、木や石から『目に見えない力の動きが感じられること』という意味で使われるそうです。 t.masa