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半身の構え

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  半身の構え(2022年7月16日) 小太刀の形では仕太刀が「半身の構え」を取るのだと教えて頂きました。 確かに剣道形の説明にもそのように書いてありました。 今まで両足と臍を相手の正面に向けた構えを意識してきたので、半身のまま進むことに正直違和感がありました。 合気道の半身の構えは、左足を上半身に対して60度から90度くらい開くそうですが、剣道の場合は左右の足先を正面に向けるのが正しく、剣道形の足取図もそのように書かれていました。 太刀を持った相手に小太刀で向かっていくために理にかなった動作だと思いますが、慣れるまで繰り返し稽古が必要だと感じました。 by t.masa

入り身

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  小太刀の形 一本目(2022年5月7日) 太刀の形では、打太刀が「機を見て」(相手の気合が十分で、いかないと向こうがくると感じたとき)技を仕掛けます。 しかし、小太刀の形の場合は、「仕太刀が入り身になろうとするとき」に打太刀が技を仕掛けると説明されています。 長さが短い小太刀の場合、一刀一足の間合いからでは相手に届きません。 そこで、素早く相手の懐に入って自分に有利な間合いを作る必要があります。 このときの動作のことを「入り身」というそうです。 身を捨てて入り身になろうとする仕太刀と、そうはさせまいとする打太刀との刀の長短を超えた心の争いを生み出す小太刀の形の稽古は、更なる高みを目指すための道筋と言えそうです。 by t.masa

剣道形と機

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  剣道形と機(2021年12月11日) 日本剣道形の解説書には「機を見て」という言葉が繰り返し登場します。(太刀の形 七本すべてに登場します) 「機」とは、物事の起こるきっかけ、きざしのこと。 柳生新陰流では、「機(気)をみる心」の養成に重点が置かれたといいます。 自分が置かれた状況を見据えて、退くことなく、いかにしてその場を切り抜けていくか。 剣道に限ったことではなく、人生においても同じことが言えそうです。 剣道は「人間形成の道」ですね! 戦国の世を命懸けで生きた流祖が会得した「形」を習うことで、剣の理法の奥にある武士の精神を感じることができたら、剣道形の稽古がより一層楽しくなりそうです😆 t.masa 参考文献:『剣道と「き」』大保木 輝雄(全日本剣道連盟ホームページ)

日本剣道形(2021年6月19日)

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蒲生剣道クラブでは、剣道形の稽古にも力を入れています。 審査のために剣道形を覚えるのではなく、剣道における礼法、目付、構え、姿勢、呼吸、太刀筋、間合い、気位、足さばき、残心等を習得するために稽古に励んでいます。 写真は教士七段の先生と中学生剣士が剣道形の稽古をしているところです。 「剣道=竹刀を使う武道」をイメージされる方が多いかもしれませんが、木刀を使って剣道で重要な動きを学ぶ形稽古というものがあります。 見学・体験をご希望の方はこちら by t.masa