剣道に興味があるけれど①
剣道に興味があるけれど、剣道について詳しく知らないし、道具や費用のことなど、疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
私はまったくの剣道未経験者で、子どもが剣道に興味を持ったことがきっかけで自身も剣道を始めました。
剣道に興味があるけれど、一歩踏み出せないでいる方々に向けて、自身の経験を交えながら、剣道について一緒に考えていけたらと思います。
今回のテーマは「剣道と礼儀作法」についてです。
親が子どもに剣道を習わせたいと考える理由のひとつに「礼儀作法を学んで欲しいから」という理由があるそうです。
たしかに剣道を始めると礼儀作法が身につくイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
剣道では、稽古場に入るときには「お願いします」、稽古場から出るときには「ありがとうございました」と立礼をすることを学びます。
これは稽古場があるからこそ稽古ができるんだという感謝の気持ちから生まれるものです。
また、稽古の始めと終わりには、先生と向き合って正座をし、正面、先生、お互いにと三回の礼をします。
これは指導をしてくださる先生はもちろんのことですが、一緒に稽古をしてくれた相手に対する敬意や感謝の気持ちから生まれるものです。
私見ですが、剣道を通じて身につける礼儀作法とは「感謝する心」ではないでしょうか。
子ども達への道徳教育が薄れていく時代だからこそ、剣道を通じて「相手に感謝し、尊敬する心」を育んでいきたいですね。